WordPressをCMSとした場合、画像ファイルなどはどうする?
フロントを静的サイトにしてWordPressを記事管理(CMS)として使う場合、問題になるのが画像などの静的ファイルの扱いです。
結論から言うと、WordPressに取り込んだ静的ファイルは自動では取り込みされません。
WordPressにある画像を静的サイトで使う方法
そのまま使う
一番簡単なのがこの方法です。URLは混在してしまいますが、WordPressは記事内に記載されている画像URLは基本的にフルパスなので、そのまま使えます。
デメリットとしては、記事管理で使っているWordPressのURLがオープンになってしまうことでしょうか。
WordPressの画像アップロード先を変える
WordPressは、画像などのメディアのアップロード先を、AWS S3などクラウドサーバーにするプラグインが提供されています。
こちらを使うと、メディアファイルはそもそもクラウドに上がっているので、WordPressのURLを晒すこともなく、メディアファイルを安全に運用することができます。
また、記事管理をするWordPressサーバーが移転したとしても、画像URLを書き換えずにそのまま使えるというメリットもあります。
ジェネレータ側で取り込む
WordPressをCMSとして使っている場合は、フロントサイトの構築に何かしらのジェネレータを使っていることでしょう。そのジェネレータ側でWordPressサーバーから画像を取り込むスクリプトを書けば、WordPressの画像を取り込めます。
この方法だと、WordPressサーバーのURLを隠せるだけでなく、サーバーをフロントサーバー一つだけで完結できます。
ただし、画像のURLがWordPress内での指定と異なるため、WordPress側でメディアを挿入する際は、URL直打ちになります。
どの方法にするかは慎重に考えよう
どの方法もメリット・デメリットがありますが、一度運用を始めると、画像の引っ越しなどを意外と手間な作業になるので、どの方法が長く運用しやすいかを慎重に考えてから、運用するようにしましょう。