個人開発のアプリ・サービスでユーザーの信頼を勝ち取る方法
不審に思われる行為をしないこと
とにかく、誠実なサービスに育てていきたいなら、ここが一番大事です。ひょっとしたらデザインとか雰囲気よりも大事かもしれません。
- 他のサービスと無駄に連携してないか(おそらくマーケ目的)
- Twitterフォロワー数などを取得してないか(おそらくマーケ目的)
- 解約・退会の導線はわかりやすいか
- 退会がお問合せになっていないか?
- アカウント・登録情報の変更がお問合せになっていないか?
これは、実際に某アプリであったことなんですが、会員登録をすると、個人情報は少ない代わりに、無駄にTwitterと連携させようとします。
規約のところをよく見ると、
Twitterアカウントの情報(フォロワー数、認証バッジの有無)を公開する
とあります。つまり、会員登録をするとその人のネット上での影響力を考慮して利用すると言うことを公言しているわけですね。
まあ、個人的にはそれでも良いとは思うんですが、それならそうとサービスの説明をすべきです。
あと、こういうアプリに多いのが、「解約・退会させない」「情報変更させない」系です。最悪のサービスは全部お問い合わせからの手作業です。
退会とか登録情報の変更って、ユーザーのとっては一番大事なところなのに、そこを蔑ろにしたらだめです。
「アプリのリリースに手一杯で・・・」と言いたいところですが、退会の処理を問い合わせからする方がよっぽど手がかかりますよ。退会なんて普通は全部システムでやります。面倒ですから。
やましいと思うことはちゃんと言う
これは色々だと思いますけど、例えば、最近はYoutubeとか、ブログなんかでも「アフィリエイトリンク入れてます」ってちゃんとみんな言いますよね。個人の人でも出来てるのに、サービス運営者が出来ないなんておかしいです。
個人情報でマーケティングするなら、「マーケティングなどで使わせてもらいます」って素直に言えばいいんです。それでこのアプリ・サービスは運営できてます、と。
最近のネットネイティブ世代なって、特に個人情報を使うからって、アプリやサービスを利用しなくなることないです。
宣伝よりもサービスにお金をかけよう
アプリ・サービスを知ってもらうには告知や宣伝は大事です。だからと言って、最初から宣伝ばかり告知ばかりだとユーザーに飽きられます。そもそも宣伝から獲得したユーザーって収益寄与率が低いですしね。
宣伝は適度に、サービスの収益から無理なく出せる範囲で。あとはユーザーの人が紹介したくなるようなサービスを作るのにお金をかけるって言うのが大事です。
マーケなんぼ、広告なんぼ、でやってもいいですが、お金をじゃぶじゃぶ持っているような人・企業のやり方を個人サービスがやってもダメです。
ということで、個人開発のアプリ・サービスでユーザーの信頼を勝ち取る方法を書いてみました。
かくいう自分も、ユーザーの信頼を勝ち取れているのかと言われると微妙なところですが、成功しているサービスってみんなこういうところを気にかけて作っている気がしますね。