WordPressという地獄を生き抜く

WordPressテーマという地獄。買ってもSEO効果はほぼない

WordPressのテーマは「ガワ」

勘違いしがちなのが、WordPressのテーマはサイトの中身ではありません。あくまでガワです。

ガワが変わっても、中身が意味のないコンテンツなら、SEO効果は見込めません。例えば、超有名WordPress有料テーマを使って、ただ「WordPress」としか書いてないサイトをアップしたらどうでしょう?SEOで上がるとは思えません。

検索上位に来ているサイトが使っているのが有料テーマだったとしても、それはそのサイトの運営者さんが日々努力して、優れたコンテンツを生み出しているからであって、テーマが良いからSEOで上がるというわけではありません。

SEOで重要なのはコンテンツ

これはGoogleも公式に明言しています。

サイトにとってコンテンツとは、中身です。では、WordPressテーマにコンテンツはあるのでしょうか?ないですよね。

つまり有料テーマを買ったところで、劇的なコンテンツが最重要な最近のSEOでは、効果はあまりないのです。

有料WordPressテーマのメリットと言われているもの

有料テーマのメリットして言われるのが、

  • ページの高速化
  • タイトルタグ・見出しタグの設定
  • メタディスクリプションの設定

と言われますが、有料テーマじゃなくても、無料プラグインでも十分対応できます。

それぞれ見ていきましょう。

ページの高速化

WordPressのテーマは、WordPressのコアコードにアクセスできません。あくまでフックを利用しているだけなので、プログラム的にWordPressテーマが表示を高速化することはありません。

あるとしたら、不要なJavasciptやCSSを消したり、キャッシュをしたりという設定ですが、それもテーマで行う必要はありません。

タイトルタグ・見出しタグの設定

これもテーマがなくても設定できます。変な話、マークダウンを覚えてしまえば一瞬です。

タイトルタグや見出しタグはSEO的には重要ですが、テーマが対応しているからSEOに強いのではなく、サイト運営者が正しくタグを使うから、SEOで評価されるのです。

メタディスクリプションの設定

meta descriptionがSEOに効果があるのは、検索結果上のCTRだけで、ページのSEO評価にmeta descriptionは使われていません。

10年以上前はmeta descriptionハックが可能でしたが、現在では不可能です。

内部リンクは大事だが、テーマはどれでも内部リンクは構築できる

WordPressの有料テーマでよく言われるのが「内部リンクの構築」。ただ、これもWordPressの標準機能を使っているに過ぎません。そう、無料で使えます。

SEOに内部リンクが効果的になるのは、記事数が最低でも「タグの数 x 10本」以上ないとダメなので、テーマを買ったからといって、内部リンクは構築できません。

モチベーションアップのために買うのはアリ

WordPressの有料テーマの唯一のメリットは、運営者のモチベーションアップです。

見た目がカッコ良いと運営を頑張ろうと思いますし、ちょっとプロっぽいデザインになると嬉しくなります。

ただ、それだけです。

残りの部分は、全てテーマ制作者に寄付しているようなものです。